左肩亜脱臼の大谷翔平、WS第3戦はいつも通りの「1番DH」で強行出場!/スタメン発表
<ワールドシリーズ:ヤンキース-ドジャース>◇第3戦◇28日(日本時間29日)◇ヤンキースタジアム
第2戦で左肩を亜脱臼し、状態が懸念されていたドジャース大谷翔平投手(30)が「1番DH」で強行出場する。
大谷は第2戦の7回、二盗を試みた際に左肩を亜脱臼。精密検査を受けてから27日(同28日)にニューヨーク入りし、全体とは別で状態を確認した。ロバーツ監督は同日の会見で「ショウヘイは今朝、いい感覚だった。彼は自分の体をよく理解している。十分に感覚がよければ、出場しない理由はない。彼がプレーできる、プレーしたいなら、出場する」と話していた。
ヤンキースの先発は今季16試合に先発して防御率2・85の右腕シュミット。
【ドジャースのスタメン】
1(指)大谷
2(右)ベッツ
3(一)フリーマン
4(左)T・ヘルナンデス
5(三)マンシー
6(捕)スミス
7(二)ラックス
8(中)E・ヘルナンデス
9(遊)エドマン
P ビューラー
ドジャースはシリーズ対戦成績2勝0敗。敵地ヤンキースタジアムでの3連戦に臨む。
◆亜脱臼 関節の位置にズレが生じ、脱臼しかかった状態。関節の可動域を超えた動作により、骨が関節から部分的に押し出されて発症する。痛みやしびれの症状が多い。骨が関節から完全に外れると脱臼になる。程度はさまざまで、阪神北條は18年に左肩を亜脱臼し、そのままシーズンを全休。21年には手術に踏み切るなど、再発を繰り返すケースがある。一方で、広島鈴木(現カブス)は16年8月に左肩亜脱臼を発症したが、プレーを続行してリーグ優勝に貢献した。一般的には、再発を防ぐために数週間は安静にする。