【阪神】平田勝男2軍監督が百崎蒼生に密着指導 ジャッジ憧れ19歳に「ジャッジミス」一問一答
阪神が28日、みやざきフェニックスリーグの全日程を終えた。最終日は楽天との試合(アイビー)が予定されていたが、雨天中止。室内で練習を行った。
平田勝男2軍監督(65)は、高卒1年目の百崎蒼生内野手(19)に身ぶり手ぶりを交えながら密着で打撃指導。「『お前、目標としてるワールドシリーズの選手誰や?』言うたら、ジャッジと言うから。『ジャッジミスや』言うた。参考にはいいけど、段階があるから。すぐいきなりジャッジにはなれないから」とやりとりを明かした。
26日からチームの指揮を執り「向上心というか。すごく感じるよね」と納得顔で3日間を振り返った。
平田2軍監督の一問一答は以下の通り。
-百崎に指導を
「指導というか、なんて言うの。高校時代39本か打って。『お前目標としてるメジャー、ワールドシリーズの選手誰や』って言うたら、ジャッジって言うから。『ジャッジミスや』言うた。目標はね、参考にはいいけど、そこまでのアレと違うからね。段階があるから。すぐいきなりジャッジにはなれないから。すぐ何かあったらジャッジとかさ、言うんだよ。そこはいいけど。憧れるのはいいけどさ。守備の方も昨日のヤンキースのショートのタッチプレーとか、そういうところも興味持ってやれとか言ってたの。山田にしてもね。(日本シリーズでも)最初の今宮の桑原が打った三遊間(の守備)とかさ。そういうのを参考にして。守りの方も含めて、興味を。走塁も含めてね」
-百崎にはヘッドの走らせ方を指導していた
「力ばっかりで振って、ヘッドが出て来んやん。力むのは練習でもしょうがないとして、そこでいかにヘッドを走らせるかというかさ。やっぱりメリハリを付ける練習しないと。ただやってるだけじゃダメや。目的意識と、せっかくペケの字でヘッドを使うあれをやってるのに。最後の打つときに緩んでるからさ」
-フェニックスを3日間見られて
「いや、やっぱりね、コーチの人たちが意欲的に動いてくれているし、選手たちの、やっぱりこの秋季キャンプから来季に向けてという意気込み。11月は秋季キャンプもあるし。そういうところで、向上心というか。そういうことがすごく感じるよね。俺が一番向上心はあるわ」
-今後どう指導していこうかという部分も見えた
「いやいや、一緒一緒。そんなん、どうしよう言うよりも、やっぱりしっかり若い子たちと向き合ってね。おかげで若返ったよ。選手たちからエネルギーをもらってるよ。こういう選手たちが来年ね、前はやはり村上だとか桐敷だとか。今は前川もファームで1年目からやっていたし。井上とか小幡もいるし、高寺もいるし。こうやって前やってた連中がね、1軍でちょこちょこ活躍したりしてくれているんでね。それにもっともっとやはり、送り込まなあかんなという責任感が生まれるよな」