レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(AP)

<スペインリーグ:レアル・マドリード0-4バルセロナ>◇第11節◇26日◇サンティアゴ・ベルナベウ

【マドリード=高橋智行通信員】首位バルセロナが敵地で2位レアル・マドリードに4-0で大勝した。エースFWレバンドフスキの2得点などで258回目のクラシコを制し、勝ち点差を6に広げた。

大敗したRマドリード、アンチェロッティ監督の試合後の記者会見は以下の通り。

-バルセロナ戦について

失点するまでは互角だった。前半はインテンシティーの高いプレーができたし、得点の機会もあったが決定力を欠いていた。リードするチャンスがあったのもかかわらず2点を失い、エネルギーを奪われてしまった。そこから別の試合がスタートした。バルセロナがスペースを得て、我々は守備でリスクを冒さざるを得なくなり、カウンターから何度もチャンスを作られてしまった。

前半は良かったので、その流れを維持しなければいけない。我々は傷つき、厳しい状況に陥っているが、応援してくれたサポーターに感謝したい。捨てるものは何もないし、投げ出す必要はない。最後の30分間は忘れる必要がある。シーズンはとても長いので、諦めてはダメだ。学ばなければいけない。我々は前回の敗戦からとてもよく学んだし、今回も同じことが起こると思っている。立ち直らなければいけない。シーズンは長いのだから。すべてを捨ててはダメだ。チームはもっとうまくやれるし、間違いなくできるはずだ。

-決定機を何度も外したエムバペを懸念しているか?

バルセロナがハイラインで来ることは分かっていたが、我々はそれをうまく突くことができなかった。エムバペにはチャンスを作りながらもオフサイドにかかることがあったが、相手のディフェンスラインが高ければそれは普通のことだ。3~4回決定機を得ていたが、もっと正確さが必要だった。

-4点目を決められた時、アンチェロッティ監督とバルセロナのベンチとの間にいざこざがあったこと

あれはフリックではなく、アシスタントコーチとの間で起こったことだ。彼は我々のベンチの前でゴールを祝い、紳士的ではなかった。私はそのことをフリックに伝え、彼もそれに同意した。

-今回の戦い方を後悔しているか?

いや、後悔はしていない。我々にはチャンスがあり、エムバペのゴールはわずかにオフサイドだった。よりプレスをかけようという考えがあったし、60分間実行した。負けた時はいつもそうだが、厳しい瞬間だ。しかも何試合も負け知らずだった後での敗北なのでなおさらだよ。

-この結果は両チームの実力差を反映しているか?

ピッチで起こったことは反映されていない。我々はリードできずにゴールを許してしまった。最初の失点までは互角だったし、我々の方がより多くのチャンスがあった。我々のシステムは4-4-2で、前半は良かったと思う。

-オフサイドに12回かかったこと

バルサはそれまでスペインリーグで相手から65回もオフサイドを取っていた。自分たちが12回オフサイドにかかったことは知っていたが、GKとの1対1のシーンも4回作った。チャンスが3、4回あったのに得点できなかった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 クラシコ大敗レアル・アンチェロッティ監督、決定機を逃したエムバペは「正確さが必要だった」