天皇杯準決勝前日のオンライン取材に応じる神戸FW宮代大聖(C)VISSEL KOBE

ヴィッセル神戸は総力戦で決勝進出を狙う。

26日は天皇杯準決勝の京都サンガF.C.戦(27日、ノエスタ)に向けて、神戸市内のいぶきの森球技場で非公開練習。23日にアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の蔚山戦(韓国)を戦っており、韓国からの帰国から間もない中での試合となるが、オンライン取材に応じた吉田孝行監督(47)は「多少疲れがあるかもしれないが、勝ってACLEも終われたので、気持ち的にはいい状況ではある」とアウェーで2-0勝利を収めたことを前向き捉えて臨む。

ACLEの蔚山戦で2ゴールを決めたFW宮代大聖(24)はこの天皇杯にも強い意欲を持って臨む。

川崎フロンターレで前回大会の決勝で先発出場し背番号9は「あんないい環境の中でやれるのは、サッカー選手人生の中で何回もあるわけではない。そういうチャンスをつかみ取らなきゃ行けない。もう1回頂点を取れるように、まずは準決勝を勝ちたい」。そう力強く話し、公式戦連発を狙う。

リーグ、ACLE、天皇杯とタイトルを懸けた戦いが続く神戸だが、この天皇杯は多くの選手が出場してきたことで、特別な思いで戦うことになる。「天皇杯は元気な選手がほぼみんな出てきた。そういう意味ではみんなで勝ち上がってきた。目の前の試合(をしっかり戦う)というのは変わらないけど、チームみんなの思いがある。みんなで頑張ります」と吉田監督。

準々決勝ではターンオーバーしながらフルメンバーの鹿島アントラーズに完勝した神戸が、この試合でもチーム力の高さを示して決勝進出をたぐり寄せる。【永田淳】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【天皇杯】神戸、5大会ぶり決勝へ吉田監督「チームみんなの思いがある」準決勝も総力戦で勝利へ