明大・宗山塁(2024年10月20日撮影)

プロ野球ドラフト会議が24日、都内で行われる。明大・宗山塁内野手(4年=広陵)はすでに広島が1位指名を公言し、競合になる可能性も十分にある。

昨年のドラフト会議は部屋で見ていた。「自分は上田希由翔さんと同部屋だったんですが、4年生は1つの部屋でみんなで見ていたので、僕は3年生の仲間たちと。一緒にやった先輩が指名された時は本当にうれしかったですね」と振り返る。上田はロッテに1位指名された。

DeNAに1位指名された度会隆輝内野手(22=ENEOS)の涙も印象的だったという。「度会選手に関しては1回指名漏れを経験しているので、そういうのも含めてあったんじゃないかなと思います」と察しつつ「僕も、指名されたらもちろんうれしいとは思うんですけど、やっぱりそこから先が大事になってくるので、まずはそこで安心できればと思います」と想像を膨らませていた。

当時から“来秋ドラフトの目玉候補”として騒がれ始め、自覚もあった。

「ドラフトを見ていて、来年は自分がここにいるのかな、いないといけないな、あっという間に来るのかなと思ってました。もちろん上位で、1位で行きたいですし、競合するくらいの選手にこれからなっていきたいです」

あれから1年。予期せぬ骨折での戦線離脱もあったものの、24年ドラフトの野手の目玉として「宗山塁」がコールされるのを待つ。抽選の可能性も高い。夢に描いたシーンは現実となるか。その直後にすぐ、進路先が決まる。【金子真仁】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ドラフト吉報待つ】目玉の1人の明大・宗山塁が1年前にイメージした「ドラフト会議の自分」