浦和スコルジャ監督(2024年9月14日撮影)

<明治安田J1:東京V2-1浦和>◇19日◇味スタ◇第34節

浦和レッズが19年5月以来5年ぶりの4連敗を喫し、16位に転落した。マチェイ・スコルジャ監督(52)は、就任後1勝4敗となった。

昨季4位のチームが泥沼から抜け出せない。ヘグモ監督から12位でバトンを引き継ぎ、9月14日の“初陣”ガンバ大阪戦では白星発進した。しかし、その後は勝ちに恵まれず、苦境に陥っている。

前節0-1で敗れたセレッソ大阪戦から2週間の準備期間があったが敗戦。「我々が望んでいるような答えにはならなかった」と嘆いた。この日は前半にMF渡辺凌磨が先制点を決めたが、逆転された。「我々が試合をコントロールしようとしたが、東京Vの運動量によってサイドでのマネジメントが難しかった」と敗因を分析した。

前半39分にMF小泉佳穂に代えてMF大久保智明を投入。「トップ下の運動量を増やしたいと思った。小泉は何日か前に感染症にかかり、体力的な不安もあった」と理由を明かしたが、積極的な采配も実らなかった。

残留争いに巻き込まれている状況には「我々にとって受け入れられない状況。ロッカーに入る全員が責任を持って行動しないといけない」と厳しい言葉を並べた。浮上のためには「悪い考えをとっぱらって、頭をスッキリさせることが大事。次の試合のことのみ考える」。中3日で迎える23日の柏レイソル戦に向け「柏戦が今シーズンの浦和にとってもっとも重要な一戦になる。アプローチをチームと共有したい」と誓った。【飯岡大暉】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【浦和】スコルジャ監督、泥沼4連敗に「受け入れられない」残留争い脱出へ「頭をスッキリ」