FIFA U-20女子W杯でブロンズブーツ賞を受賞したU-20女子日本代表FW土方麻椰(2024年9月24日撮影)

日本サッカー協会(JFA)は18日、都内で女子韓国代表との親善試合(26日、東京・国立競技場)に臨む女子日本代表なでしこジャパンメンバー23人を発表した。8~9月のU-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)コロンビア大会で準優勝した日本代表メンバーからは4人が選出された。

大会5得点を記録し得点ランキング2位でブロンズブーツ賞を受賞したFW土方麻椰(20=日テレ東京ヴェルディベレーザ)や、FW松窪真心(20=ノースカロライナ)、DF小山史乃観(19=ユールゴーデン)、GK大熊茜(20=INAC神戸レオネッサ)が招集された。

監督代行を務める佐々木則夫女子委員長(66)は、「U-20でしっかりと頭角を現した選手は、今後のなでしこジャパンに重要な選手たちに成長してほしいという狙いもある」と説明。パリオリンピック(五輪)から継続して選出されたDF熊谷紗希(34=ローマ)やMF長谷川唯(27=マンチェスター・シティー)らを念頭に「ベテランと中堅と若手としっかりとミックスした中で編成し、次のサイクルにしっかりと意義のある戦い方、そしてなでしこジャパンのイズムを若手にも注入してほしいと踏まえてメンバー構成をさせていただいた」と話した。

さらにU-20W杯には出場しなかったMF藤野あおば(20=マンチェスター・シティー)、MF浜野まいか(20=チェルシー)、MF谷川萌々子(19=ローゼンゴード)、DF古賀塔子(18=フェイエノールト)の名前を挙げ、「若い選手が、非常に質が高く急成長してくれることは日本の宝だと思う。そういったものは早くさまざまな経験とか、いろいろなベテランの選手がいる間にイズムを伝えてほしい。もう熱いうちに打てという感じですかね」と期待を寄せた。

小山以外の3選手と、DF遠藤優(26=三菱重工浦和レッズレディース)は初選出となった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【なでしこ】佐々木則夫監督代行「イズムを若手にも注入」土方麻椰、松窪真心らU20組4人