クリスタルパレス鎌田大地(ロイター)

日本代表MF鎌田大地(28)が所属するイングランド・プレミアリーグのクリスタルパレスが、開幕からの7試合で3分け4敗と苦しんでいる。

ここまで1勝もできず18位に沈むチームについて、英スカイスポーツが特集を組み、鎌田も含めた新加入選手の状況について言及した。

フランクフルト(ドイツ)でも鎌田とともに戦ったオリバー・グラスナー監督(50)が昨季途中で就任してからは奇跡的とも言える好成績を残したクリスタルパレスだったが、今季はここまで7戦未勝利。「21日(日本時間22日)に行われるノッティンガム・フォレスト戦に勝てなければ、この31年間で最長の未勝利シーズンになる」とされている。

記事ではその要因として、新加入選手の低調ぶりを指摘。ここまでの鎌田については「フランクフルトでのグラスナーとの経歴を考えると大きな期待を持って加入したが、さらなる失望となった。ブレントフォード戦でのデビュー戦では目立たず、その後もほとんど活躍していない」と厳しい評価。適応に時間を要している理由には「慣れない守備的MFの役割に押し込まれたこと」とした。

鎌田が出遅れていることについては、グラスナー監督にも矛先が向いている。10日に行われた26年ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選のサウジアラビア戦で鎌田がゴールを決めたことを持ち出し「鎌田はサウジアラビアで日本代表として出場し、好む10番のポジションで得点を挙げた。グラスナー監督がこの点に気付くかどうかは、時が経てば分かるだろう」とし、鎌田をより高い位置で起用することを求め、得点力の改善を期待する内容で締めくくられた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 英メディアが不振のクリスタルパレス特集 「失望」とされる鎌田大地には起用位置に苦言も