日本ハム対ロッテ ヒーローインタビューで涙を流す清宮(撮影・黒川智章)

<パ・CSファーストステージ:日本ハム5-2ロッテ>◇第3戦◇14日◇エスコンフィールド

日本ハム清宮幸太郎内野手(25)が、CSファーストステージ突破で歓喜の涙を流した。

「この大好きなファンの皆さんと、チームのみんなと、まだ野球ができるって思うと本当、幸せだなと思います」。あふれる思いは、お立ち台で不思議と“プロポーズ風”になった。「これからも一生僕たちについてきてください。お願いします!」。大歓声で後押ししてくれたファンに“永遠の愛”を誓った。

打って走って、流れを引き寄せた。0-2の3回2死二、三塁でロッテ種市から同点の2点適時打。「1打席目、得点圏でいい当たりが打てなかったんで。ここで打たなきゃ男じゃないなと、腹くくって行きました」。8回1死では右前打を放ち二盗に成功。相手の送球が乱れる間に三塁を陥れ、万波の適時打で5点目のホームを踏んだ。

ルーキーイヤーに出場した18年のCSは、ソフトバンクとのファーストステージ第1戦に代打で1打席立ち、二ゴロに倒れて終わった。今回は2試合連続のマルチ安打に、CS初打点を含む2打点で勝利に導いた。「前に出た時とは全く心境も違いますしプレーに対する自信もかなりある。全然違う」。成長し、ひと皮むけた“大人の幸太郎”が、福岡でもファンに「幸せ」を届ける。【永野高輔】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本ハム】清宮幸太郎が歓喜の涙「一生僕たちについてきて」あふれる思いは“プロポーズ風”