キャッチボールをするマルティネス(撮影・森本幸一)

中日ライデル・マルティネス投手(28)が14日、自身の契約問題に言及した。

11月のプレミア12でのキューバ代表に選出され、シーズン終了後も日本に滞在。この日はチームの秋季練習に参加して体を動かした。今季自己最多の60試合に登板し、2勝3敗43セーブ、防御率1・09で、2年ぶりのセーブ王を手に入れたばかり。来日8年目で今季が3年契約最終年。来季以降の契約に注目が集まる。

「話はちょっとしているんですけど、まだ何も決まっていない」。中日との契約交渉はスタートしているが、「プレミアに行くまでには多分、契約してない。その間にたぶん、キューバ政府に話がいくかもしれない。キューバから話を聞かせていただいて(考える)」と、プレミア12終了後も日本で交渉を継続させる覚悟もしていた。

マルティネスは、キューバ政府から中日球団に派遣されている立場。政府の意向が重要視されるかと、問われると「キューバ政府は話はしてくれるけど、やっているのは俺だし。最終的に自分が納得いかなかったら、向こう(キューバ政府)も何もできないと思います」と、自身の意思で契約を選択することを強調した。

9日に野球情報サイト「ベイスボルFR」上で、マルティネスに中日残留はないと予想され、複数球団と交渉し、すでに年俸800万~1000万ドル(約11億6000万円~約14億5000万円)を提示されていると報じられた。「契約ベースとしては環境が一番大事だと思っています」と話す守護神引き留めへ、井上一樹新監督(53)も、直接出馬を表明済み。今後の動向に注目が高まってくる。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】マルティネスが来季契約に言及「やっているのは俺」キューバ政府より自身に決定権と強調