川崎F対新潟 ルヴァン杯決勝進出を決めサポーターに報告する新潟イレブン(撮影・水谷安孝)

<YBCルヴァンカップ:川崎F0-2新潟>◇13日◇準決勝第2戦◇U等々力

アルビレックス新潟は準決勝第2戦で川崎フロンターレを2-0で破り、クラブ初タイトルに王手をかけた。来季加入が決まっているDF稲村隼翔(22=東洋大4年)が決勝進出に大きく貢献。1-0の後半8分にはFKの流れから「もとは攻撃的なプレーヤーで得意」という惜しいシュートを放つなど、攻守で存在感を発揮した。

決勝に出られるかどうか、現時点では未定。ただ、「日本一を決める舞台はなかなか経験できないこと。すごく成長させてもらっている」と話した。

当初は4-1で快勝した9日の第1戦後に、東洋大での活動に戻る予定だったが、同大の井上卓也監督との電話で「『次(第2戦)も出たい』と伝えたら、監督から『やるなら絶対に勝て』と」。背中を押された。

送り出してくれた東洋大に向け、多くの新潟サポーターが支援金という形で感謝を伝えるなどした交流も、史上初決勝進出へとつながった。「びっくりしましたし、そういうところも新潟サポーターの素晴らしいところ。期待してもらっている。しっかりと応えていきたい」と笑顔だった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ルヴァン杯】決勝進出貢献の新潟DF稲村隼翔、所属の東洋大へ新潟サポ支援金「びっくり」感謝