藤田譲瑠チマ(2024年7月28日撮影)

サッカー日本代表は12日、千葉市内でワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選オーストラリア戦(15日、埼玉スタジアム)に向けて練習を行った。前日深夜にチャーター機でサウジアラビアから帰国し、コンディションなどに応じてそれぞれメニューを消化した。

約2年ぶりにA代表に選出されたMF藤田譲瑠チマ(22=シントトロイデン)は、レベルアップの必要性を語った。

10日の敵地サウジアラビア戦はベンチ外となったが、「6万人の相手サポーターの中で試合してた選手たち、ほんとにうらやましかったですし、自分もピッチに立ちたかったという思いが正直なところ」と思いを吐露。さらなる成長のための刺激となった。

ポジションのかぶる中盤ではMF守田英正(29=スポルティング)とMF遠藤航主将(31=リバプール)が攻守に躍動。見事な働きを示した。藤田は2人のレベルの高さは認識しつつ「自分も早くそこで戦わないといけないっていう思いが強いので、超えないといけない壁ではありますけど、しっかりと足元を見ながら頑張りたいなと思います」と話した。

サウジアラビア戦後には名波浩コーチと話し合い、試合に出た際のイメージなどを共有したという。その会話の中で自身への期待も実感した。「ここに参加してからも何回か話させてもらいましたけど『ここにしっかりしがみつけ』という風に言ってもらいましたし、自分もまずはしっかり選ばれ続けることが大事だなという風な考えもあるので、名波さんの言う通り、しっかりしがみつつ、自分の良さを出していけたらいいなと思います」と代表定着を誓った。【佐藤成】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本代表】藤田譲瑠チマ、名波浩コーチから金言「しっかりしがみつつ自分の良さを」