大橋祐紀(2023年11月25日撮影)

サッカー日本代表が12日、次戦のオーストラリア戦(15日午後7時35分、埼玉スタジアム)に向けて千葉県内で練習を開始した。28歳にして初招集となったFW大橋祐紀(28=ブラックバーン)は代表活動の毎日を刺激に、さらなる高みを目指している。

「1日1日が貴重な時間ですし、大事にしたいなと思います」。11日のワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選第3戦のサウジアラビア戦。出場機会はなかったが、大観衆のアウェーを体感したのも貴重な経験だった。

「初めてスタジアムに入って、サウジアラビアの雰囲気ってすごく特殊だと覆いますし、5万6000人入った中で、あーいった本当のアウェーの中で選手たちがブレないで勝ちきったというのは、本当にすごいことだと思います。自分もそこに入った試合の流れを含め、入った時のことをイメージしながら準備していました」

史上最強と呼ばれる日本代表は個々のレベルが高い。そこで試合に出るのは至難の業だが、競争意識は高まっている。

「本当に素晴らしい選手たちが多い中、出ていない選手たちもハイクオリティーですし、みんながみんな能力があって、その中での競争があるわけで、そこに自分も入っていってどんどん勝っていきたいなと思います」

同じFWの上田綺世(フェイエノールト)、小川航基(NECナイメヘン)のプレーを参考にしている。

「素晴らしい選手で自分にない特長だったり。強さという部分とか、駆け引きだったりとか。そういった部分は本当に自分も向上していきたいという要素です。そういった部分を見ながら、話ながら自分に足りないものっていうのを考えながらやっていきたい」

この夏にイングランドへ渡り、2部のチャンピオンシップリーグのブラックバーンで活躍している。まだ加入2カ月だが、決定力を発揮して4得点を記録している。一方で一回り体の大きな相手に苦戦中。日本では感じなかった課題を抱えている。

「ちゃんと結果を残し続けられる選手になりたいと思っていますし、自分に巡ってきた代表のチャンスを生かせるように準備したいなと思います」

遅咲きの28歳は今後の飛躍を見据えながら、オーストラリア戦に向けて着々と準備を進めている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本代表】大橋祐紀、刺激だらけの28歳初招集「ちゃんと結果を残し続けられる選手になりたい」