サッカー日本代表の森保一監督(2024年9月5日撮影)

日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が今年のノーベル平和賞を授与したことを受け、サッカー日本代表の森保一監督(56)が12日、日本サッカー協会を通じてコメントを発表した。

森保監督は小中高時代を長崎で過ごし、広島でサッカー選手としてのキャリアをスタートさせ、活躍。指導者としても広島で3度のJ1優勝を果たしている。

コメントは次の通り。

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今回のノーベル平和賞受賞は素晴らしいことであり、心からお敬い申し上げます。

日本原水爆被害者団体協議会の皆様の長年のご努力がノーベル平和賞という形で報われ、本当に嬉しく思います。

被爆者の確固たる信念と精神は、日本のみならず世界中の核軍縮運動への意識を促進する原動力となっていると私も信じています。

この素晴らしい受賞をきっかけに、日本から世界平和を願う一人の人間として、平和について全ての人に今一度考えてもらえる機会になれば良いと思いますし、我々サッカー日本代表もサッカーを通してスポーツができる平和の意義を体現していきたいと感じます。

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森保監督率いる日本代表は10日(日本時間11日)にワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選の第3戦でサウジアラビアを2-0と下し、3連勝でC組首位に立っている。11日深夜に日本に戻り、12日には第4戦のオーストラリア戦(15日・埼玉スタジアム)に向けて練習を再開した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本代表】森保監督、日本被団協のノーベル平和賞に「我々もサッカー通して平和の意義を体現」