史上初のPS日本人投手対決 山本由伸はリベンジの５回２安打無失点の好投

ドジャース対パドレス　3回表パドレス1死一、二塁、F・タティスを三ゴロ併殺打に仕留め、雄たけびを上げる山本（撮影・菅敏）

＜ナ・リーグ地区シリーズ：ドジャース－パドレス＞◇第5戦◇11日（日本時間12日）◇ドジャースタジアム

史上初のポストシーズン日本人投手対決となった一戦で、ドジャース山本由伸投手（26）は5回63球2安打無失点だった。1点のリードを保った状態で、2番手フィリップスにマウンドを譲った。150キロ台中盤の直球に切れ味鋭いスライダーとスプリットを織り交ぜ、強力パドレス打線に得点を許さなかった。

初回、今シリーズ好調のタティスをスライダーで空振り三振に斬って取るなど3者凡退でスタート。2回は2死から四球で走者を出したが、後続をきっちり抑えた。味方が1点を先制した直後の3回は1死から連打を許し、1死一、二塁で2番タティスという大ピンチを迎えたが、カウント3－1からスライダーで三ゴロ併殺とし、無失点に切り抜けた。4、5回はいずれも3者凡退とした。

前回登板の第1戦は初回に2ランを浴びるなど、3回5失点。リベンジを期した中5日の登板で期待に応えた。