金丸夢斗(2024年9月16日撮影)

日本高野連と全日本大学野球連盟は10日、プロ志望届の提出を締め切った。公示された選手は24日のドラフト会議で指名対象になる。この日までに公示されたのは高校生159人、大学生162人。昨年より高校生は20人増加し、大学生は10人減った。

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左腕の関大・金丸に、遊撃手の明大・宗山。この2人が投打の即戦力として、群を抜く人気だ。両雄をどうしても欲しい球団は、入札数を減らすために1位指名の事前公表を積極的に考える可能性が高い。

昨年は「1位指名12人」のうち高校生は2人だけだったが、今年は3人以上が濃厚だ。投手では福岡大大濠・柴田がこの夏、一気に評価を上げた。センバツ準Vの報徳学園・今朝丸、神戸弘陵・村上の兵庫勢も高評価。198センチ左腕の東海大相模・藤田も12人に加わる可能性が十分ある。宗山と同じ遊撃手として、高校生ではバランスの良い花咲徳栄・石塚が人気。金沢・斎藤も守備面の評価が高い。桐朋・森井は志望届を提出したがMLB球団との契約を目指す。

2トップに次ぐ大学生では、青学大・西川の1位指名が決定的。侍ジャパンでの積極性で知名度も高めた。大商大・渡部と青学大・佐々木の強打や九産大・浦田の走守も即戦力級で、豪腕の愛知工大・中村、法大・篠木とともに1位指名候補に入りそう。富士大の左腕佐藤も注目度が高まっている。慶大・清原は秋季リーグ戦でここまで2本塁打と力を見せる。【金子真仁】

◆主なプロ志望届未提出者 青森山田・関浩一郎投手、八戸学院光星(青森)洗平比呂投手、健大高崎(群馬)高山裕次郎内野手、関東第一(東京)高橋徹平内野手、星稜(石川)佐宗翼投手、滋賀学園・岩井天史内野手、京都国際・中崎琉生投手、大阪桐蔭・平嶋桂知投手、境亮陽外野手、徳丸快晴外野手、須磨翔風(兵庫)槙野遥斗投手、智弁和歌山・花田悠月内野手、大社(島根)馬庭優太投手、広陵(広島)只石貫太捕手、興南(沖縄)田崎颯士投手、明大・飯森太慈外野手(佼成学園)、専大・常田唯斗投手(飯山)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 プロ志望届締め切り 関大・金丸、明大・宗山ら大学生162人、高校生159人が提出 24日ドラフト