オリックス岸田護コーチ(2024年6月11日撮影)

オリックスは9日、岸田護投手コーチ(43)の新監督就任を発表した。11日に会見を開く。阪急から続く伝統球団が譲渡されてオリックスとなった89年以降、第16代監督。また球団では阪急時代の80年梶本隆夫以来の投手出身監督となる。

昨季までリーグ3連覇した中嶋聡監督(55)が、今季5位に低迷した責任を取って辞任。球団はスムーズに引き継げる人材として内部昇格を軸に後任人事を進め、岸田コーチに託すことに決め、同コーチもこれを了承した。

今季のオリックスは開幕から主力に故障者や不振が続き、優勝争いに絡めなかった。特に打線が振るわず、防御率リーグ2位だった投手陣を援護できなかった。中嶋監督が辞任の際に指摘したリーグ3連覇の反動でチーム内に流れた「慣れ」の部分も大きかった。岸田新監督にはそんな状況を立て直す手腕が期待される。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【オリックス】岸田護投手コーチの新監督就任を発表 80年梶本隆夫以来の投手出身監督