北海道栄対駒大苫小牧 延長10回タイブレークの末、サヨナラ勝ちして喜ぶ駒大苫小牧ナイン(撮影・保坂果那)

<秋季高校野球北海道大会:駒大苫小牧5-4北海道栄>◇6日◇室蘭地区代表決定戦◇苫小牧・とましんスタジアム

駒大苫小牧が北海道栄に延長10回タイブレークの末サヨナラ勝ちし、5年連続22度目の秋全道大会進出を決めた。1回に3失点し、立ち上がりから苦しい展開。2回に1点を返すも、その後は得点を奪えなかった。2点差のまま9回2死まで追い込まれたが、二、三塁で1ボールから代打出場の太田勘介内野手(1年)が右翼へ2点適時打を放って同点に追いつき、3-4の延長10回タイブレークで2点を奪って勝利した。ひと振りで大仕事を果たした1年生は「あの場面でしっかり監督の期待に応えられて良かった」と話した。

今年は学校創立&野球部創部60周年で、夏の甲子園で初の全国制覇を果たしてから20年。節目の今夏、12年ぶりの地区予選敗退で道大会出場を逃した。太田は「新チームが始まってうまくいかないことが多かったけど、1人1人意識して練習から取り組んだ」と振り返る。全道大会(16日開幕、大和ハウスプレミストドーム)に向けて「自分ができることをやりたい」と出番に備える。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 駒大苫小牧が延長10回サヨナラ勝ち 9回2死まで2点を追う展開 5年連続の全道大会進出