柏対横浜 前半、先制ゴールを決め喜ぶ柏マテウス・サヴィオ(右)(撮影・たえ見朱実)

<明治安田J1:柏1-0横浜>◇5日◇第33節◇三協F柏

柏レイソルが6試合ぶりの勝利で残留に前進した。横浜を1-0で破り、暫定15位に浮上。降格圏18位の磐田と勝ち点6差に広げた。井原正巳監督(57)は「勝利が一番良い薬。自信に変えなければならない」と喜んだ。

浮上のきっかけは守備だった。22年7月以来となる3試合連続無失点を記録。攻撃力の高い横浜に対し「下がらず、前から圧力をかけよう」と指示。先制点も守備から結実した。前半9分、FW細谷が体を張ってボールを奪う。相手に倒されながらつなぎ、MFマテウス・サヴィオが決めた。

8月以降の7試合中5試合で無得点だった攻撃陣も復調の兆しを見せた。「なかなか点が取れないゲームが続いていた。早々に取れて良かった」と指揮官。波に乗ってきたが「ゴールが欠乏している。勝ち続けないと順位も上がらない」。そう手厳しいのもJ2降格を3度も経験しているからだ。再昇格から5年目。2度と味わわないよう手綱を引き締める。【飯岡大暉】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【柏】6試合ぶり勝利で残留に前進「自信に変えなければならない」井原正巳監督