キリアン・エムバペ(2022年撮影)

アトレチコ・マドリードとレアル・マドリードは29日、シビタス・メトロポリターノで行われるスペインリーグ第8節で今季最初のマドリードダービーを迎える。この大一番を間近に控え、スペイン紙アスが選手の市場価値の特集を組んだ。

同紙はドイツの移籍情報サイト「トランスファー・マーケット」のデータを用い、両チームに所属する選手の市場価値の合計が18億8150万ユーロ(約3010億4000万円)と伝えている。

Aマドリードの選手の市場価値合計は5億4250万ユーロ(約868億円)。この金額は世界のサッカークラブの中で18番目に高い。実際に費やした移籍金は4億600万ユーロ(約649億6000万円)のため、その差額は+1億3650万ユーロ(約218億4000万円)となっている。

チームで最も高額の選手はアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスで9000万ユーロ(約144億円)。この金額は全体のランキングで20番目。続いてイングランド代表MFギャラガーが5000万ユーロ(約80億円)、スペイン代表DFル・ノルマンが4000万ユーロ(約64億円)と、トップ3を今季加入した選手が占め、アルゼンチン代表MFデ・パウルとスペイン代表MFジョレンテがそれぞれ3000万ユーロ(約48億円)となっている。

対するRマドリードの選手の市場価値合計は13億3900万ユーロ(約2142億4000万円)。現在、マンチェスター・シティーやアーセナル、チェルシー、バイエルン・ミュンヘンなどを抑え、最も市場価値の高い選手たちを抱えるクラブとなっている。

実際にかかった移籍金は6億1400万ユーロ(約982億4000万円)のため、その差額は+7億2500万ユーロ(約1160億円)。フランス代表FWエムバペやドイツ代表DFリュディガーなどはフリーで獲得している。

この中で最も高い選手はエムバペ、イングランド代表MFベリンガム、ブラジル代表FWビニシウスで1億8000万ユーロ(約288億円)。この金額はマンチェスター・シティーのノルウェー代表FWハーランドと並んでランキングトップであり、3人の合計はAマドリード全体とほぼ同額である。

これにウルグアイ代表MFバルベルデが1億2000万ユーロ(約192億円)、ブラジル代表FWロドリゴが1億1000万ユーロ(約176億円)、フランス代表のMFカマビンガとMFチュアメニが1億ユーロ(約160億円)で続いている。(高橋智行通信員)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 マドリードダービー戦う選手の市場価値 レアルは世界トップ2142億円、アトレチコ868億円