川崎F対新潟 敗れて肩を落とす新潟の選手たち(撮影・宮地輝)

<明治安田J1:川崎F5-1新潟>◇第32節◇27日◇U等々力

アルビレックス新潟がアウェーで川崎Fに1-5で大敗を喫し、今季初の3連敗となった。前半14分、同18分に連続失点。後半は終了間際に1点こそ返したが、好機で決めきれずにいると集中が切れたように次々とゴールを割られた。

松橋力蔵監督(56)は、新潟と似たポゼッションスタイルを展開する川崎F戦に向け、「攻撃の質で上回りたい」と真っ向勝負をイメージしていた。しかし、前半12分過ぎにDF舞行龍ジェームズ(36)が最終ラインから前線に送った縦パスが雑になったところを奪われてカウンターを受けると、最後はペナルティーエリア内でGK小島亨介(27)が相手を倒してPKを献上。警戒していたはずの速攻の形から先制を許した。

その後もビルドアップでエラーが続出。敵陣に前進できずにいると、0-1の同18分にゴール中央で次々とパスを回されて棒立ち状態になり、追加点を許した。古巣戦を前に、舞行龍は「(チームの)攻撃のポテンシャルを引き出すためにも、しっかりと守備を締めたい」と意気込んでいたが、今季リーグ戦最多の5失点。試合後は、ガックリと肩を落とした。勝ち点2差をつけていた相手に痛恨の完敗。順位もひっくり返された。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【新潟】川崎Fに今季リーグ戦最多5失点で今季初3連敗 アウェー大敗で順位逆転