DFセルヒオ・ラモス(2019年7月撮影)

元スペイン代表DFセルヒオ・ラモス(38)にアフリカ行きの可能性があると27日、スペイン紙アス電子版が報じた。昨季終了後、セビリアとの契約が満了しており、現在は無所属の状態が続いている。

そんな中、アフリカの中でも大きな成功を収めているクラブ1つ、エジプトのザマレクが、同選手の獲得に名乗りを挙げているという。

ザマレクの幹部、および副会長の息子であるアリ・ヒシャム・ナスル氏がテレビ局のインタビューで「ザマレクはビッグクラブであり、彼のような選手にふさわしい。我々はスポーツ面だけでなくマーケティング面において、ラモスとの契約はいいものだと考えている。フリーの状態なので、彼との契約は大きな利益になる。世界中の全てのクラブがラモスを欲しがっている」とターゲットにしていることを認めた。

また、選手獲得においてザマレクとの仲介人を務めるオマール・ザアルーク氏も「セルヒオの代理人と連絡を取っているが、彼がエジプトに来ることに何の異論もないし、クラブとの金銭的な差もそれほど大きくない。話し合いは終了(決裂)していない。単に(27日の)アフリカ・スーパーカップが終わるまで延期されただけだ」と、交渉中であることも認めていた。

一方、セルヒオ・ラモスの関係者によると、現時点でザマレクからの正式オファーは届いていない。他には、既にサウジアラビアのアル・オルーバからビッグオファーが届いており、米国のサンディエゴやブラジルのクラブにも興味を持たれているという。キャリア終盤に何らかの大きな決断を下すことになりそうだ。(高橋智行通信員)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスにアフリカ行き浮上…既にザマレクと交渉中 新天地候補国は