柏井原正巳監督(2024年4月7日撮影)

柏レイソルの井原正巳監督(57)が26日、磐田敗戦ショックからのチームの変化に言及した。

28日のセレッソ大阪戦(ヨドコウ)に向けて取材対応。14日に今季J1に昇格したジュビロ磐田に0-2で敗れ、残留争いの波にのみ込まれた。だが、21日の4位鹿島アントラーズ戦では一転、敵将も「今季一番の強度だった」と振り返ったほどの守備力で、5試合ぶりのクリーンシートを達成。0-0で敵地で貴重な勝ち点1を積み上げた。

井原監督は「スタッフを含めミーティングもやりましたが、選手たちが、変わらなくちゃ、と受け止めて自分たちでも発信してピッチでも表現してくれた。もともと、あれだけのプレーができる選手がそろっている」と振り返った。

鹿島戦の守備強度をベースに次節に入る重要性を挙げ「半歩は前進したが、あのゲームの強度を続けて勝たないと。少しは前進だが、勝ち点3につなげることでより自信につながる」と白星で大きな一歩を踏み出す必要性を掲げた。

次節のC大阪戦はエースFW細谷真大(23)が累積警告で出場停止。だが、今季はパリ五輪などで、細谷がいない状況でも公式戦を戦ってきた。井原監督も「チームとして(細谷)真大以外の攻撃の形を何試合もやっているので心配していない。代わりに入った選手がやってくれると思っている」と不安はない。

C大阪は前節22日の湘南戦で勝利し、9戦ぶりに勝ち点3を手にした。鹿島で見せた守備を継続し、勢いに乗るC大阪から勝ち点3を奪い、残留争いから抜け出す。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【柏】井原監督、“磐田ショック”からの変化に手応えも「半歩は前進したが勝ち点3が自信に」