シュチェスニー(ロイター)

バルセロナが右膝に重傷を負ったドイツ代表GKテア・シュテーゲンの代役として、今夏引退を表明した元ポーランド代表GKシュチェスニー(34)の説得に動いていると24日、スペイン紙スポルト電子版が報じた。

テア・シュテーゲンは22日にアウェーで行われたスペインリーグ第6節ビリャレアル戦に先発出場するも、前半44分にCKのハイボールをキャッチした際に右膝を負傷。その後の検査で右膝膝蓋腱(しつがいけん)の完全断裂と診断された。復帰に約8カ月かかるため、今季絶望が濃厚となっている。

これによりバルセロナは、スペインリーグの特例で移籍期間外に新たなGKを補強する許可を得られるという。そのため現在、代役探しに動いており、フリック監督のお気に入りで、同胞のFWレバンドフスキと仲の良いシュチェスニーを最有力候補に挙げているとした。すでに本人や関係者と連絡を取って加入の可能性を探り、説得を試みているとのことだ。

同紙はバルセロナが引退したシュチェスニーを狙う理由の1つとして、昨季、要求が非常に厳しいユベントスでセリエA35試合に出場し、15試合を無失点に抑え、1試合平均0.85失点という素晴らしいパフォーマンスを披露した信頼度の高さを挙げている。

シュチェスニー獲得に失敗した場合は、かつてライバルクラブのレアル・マドリードで欧州チャンピオンズリーグ(CL)3連覇に貢献し、今夏パリ・サンジェルマンとの契約が満了したため現在無所属の元コスタリカ代表GKケイラー・ナバスが第2候補と目されている。(高橋智行通信員)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 バルサ、今夏引退のシュチェスニーをテア・シュテーゲンの代役候補に すでに接触済みと現地紙