湘南鈴木章斗(2024年4月20日撮影)

<明治安田J1:湘南1-2C大阪>◇第31節◇22日◇レモンガス

湘南ベルマーレがセレッソ大阪に1-2で逆転負けを喫し、勝ち点で並ばれていた降格圏内の18位ジュビロ磐田を引き離せなかった。

先制点を奪いながら、前半のうちに2失点でひっくり返された。攻撃ではうまく連動して押し込んだが、決定力不足が最後まで響いた。得点を決めた若きエースFW鈴木章斗(21)は「内容的には悪くはなかった」としながら「やはり決めきるところであったり、守るところであったりという差はまだまだ感じました」と悔しさをにじませた。

攻め込んだ終盤にはポスト直撃のヘディングを放つなど、自身も追加点のチャンスを決めきれなかった。

今季はチームも自身も浮き沈みが激しい。開幕から4試合で3ゴールを記録。覚醒したかに見えたが、FWルキアン(33)福田翔生(23)らとのポジション争いに敗れて出場機会を減らした。

ただレギュラーに再び定着した7月から、チームは5戦無敗と勢いに乗った。自身も約5カ月ぶりゴールで上位に浮上するかと思われたが、直近5試合で4敗。残り7節で、消化試合の1試合少ない磐田に勝ち点で並ばれた。「残り7試合もあると考えるか、7試合しかないと考えるか難しいですけど。でも上を見れば、勝ち点差はそんなに開いてはないと思いますし、今日の試合を勝てればまた上も見えてきたと思います」と上を向く。

今季6点目。終盤戦の得点は重要度が増す。「自分のやれることを100%でやるということだけを心がけて1試合1試合やってます」。得点量産でチームをJ1残留に導く。【佐藤成】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【湘南】先制点の鈴木章斗「自分のやれることを100%でやる」残留争い 残り7節