南野拓実(ロイター)

<フランスリーグ:モナコ3-1ルアブール>◇22日◇モナコ◇第5節

モナコの日本代表MF南野拓実(29)が、ホームのルアーブル戦で先制ゴールをアシストした。

今季リーグ4試合目の先発となった南野は前半9分、ゴール前でパスを受けると突破を図ったが、相手選手にボールをカットされた。しかし、そのこぼれ球を拾ったFWバロガンがシュート。相手に当たって角度が変わった鋭いボールは再び南野の足元へと飛んだ。

すかさずワンタッチしたボールはエリア内の左ゴールライン際まで大きく転がったが、すぐにボールを追い、ラインを割るギリギリのところから左足でゴール前へ折り返した。そこへDFテゼが押し込み、先取点を奪った。

2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会の「三笘の1ミリ」ならぬ、「南野の1ミリ」と表現できそうなライン際のプレー。開幕戦で得点を挙げているが、今季初めてのアシストとなった。

2列目のMFの南野は機動力を生かして中央、サイドと細かくポジションを変えながらプレーした。前線とのつなぎ役となり、後半4分にはターンしながら左足で絶妙なスルーパスを通す。ここからクロスが入り、決定的な場面となったが、バロガンの右足シュートはゴール右へわずかに外れた。

南野は存在感を見せながら後半16分に交代し、ベンチに下がった。

試合は1-1で迎えた後半2分にスルーパスからDFラインを破られ、カジミールに得点を許したが、これがVARでオフサイドと判定されノーゴールに。この1点が勝負を左右した。

モナコは後半20分にショートカウンターから途中出場のFWセギルが右足でゴールを奪い、勝ち越しに成功した。

さらに後半25分、敵陣でのボールカットから再びショートカウンターをさく裂。バロガンが豪快なシュートを決めて3-1とリードを広げ、このまま勝ち点3を手にした。

モナコは5試合を終えて4勝1分けの無敗をキープした。試合終了時点で暫定ながらパリ・サンジェルマンと同勝ち点で並び、得失点差の2位となっている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 「南野の1ミリ」出た!ゴールライン際から左足折り返しで先制点アシスト 好調モナコ無敗キープ