藤枝対清水 後半、チーム3点目を決め、ガッツポーズする清水乾(撮影・神谷亮磨)

<明治安田J2:清水3-2藤枝>◇22日◇第32節◇藤枝サ

清水エスパルスが3-2で藤枝MYFCとの県勢対決を制し、首位に返り咲いた。1点を追う後半にMF西沢健太(28)が1得点1アシストの活躍を見せ、逆転に貢献。18試合ぶりに先発復帰した下部組織出身の生え抜きが、リーグ終盤での大一番で輝きを放った。藤枝はFW矢村健(27)の4試合連続ゴールで先手を取ったが、後半に3失点。今季2度目の4連勝を逃した。

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清水の元日本代表MF乾貴士(36)が、8試合ぶりの1発で自身のメモリアルゲームに花を添えた。

2-1で迎えた後半15分、FW北川が敵陣でボールを奪い、カウンターを発動。追い越す動きでフリーになってボールを受け、右足でゴール右に流し込んだ。Jリーグ通算200試合の節目で今季5号をマーク。「コースは甘々でしたけど、ラッキーですね」と照れ笑いした。

この日のチームは、1点を追う劣勢からわずか8分間で3発。勝負どころでパワーを使う衝撃の逆転劇を演じた。直近3試合は普段出番が少ない選手の活躍が光る。乾は「(西沢)健太も含めて、日々の練習から全員が100%でやっているから」と一丸での勝利を強調した。

横浜FCには5月の前回対戦で0-2の完封負け。国立が舞台のリベンジマッチを見据え、「必ず勝てるように準備するだけ」と力を込めた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【清水】乾貴士8試合ぶり弾「コース甘々」J通算200試合目 藤枝との県勢対決制し首位返り咲き