浦和対東京 前半、PKを決め、ガッツポーズで喜ぶ東京荒木(撮影・狩俣裕三)

<明治安田J1:浦和0-2東京>◇第31節◇21日◇埼玉スタジアム

FC東京MF荒木遼太郎(22)が5月15日の名古屋グランパス戦以来の得点を喜んだ。

前半17分にPKを落ち着いて決めて今季7点目。「やはりゴールを決めて勝つというのは、気持ちいいなという風に思いました」とかみしめた。

普段はディエゴ・オリヴェイラ(34)がPKキッカーを務めているが「特に決まってない」とチームの決まり事ではないという。前節の名古屋グランパス戦でPKを譲ったことから、この日の試合前に「蹴って良いよ」とディエゴ・オリヴェイラから伝えられた。

相手サポーターの目の前で、大ブーイングを浴びながらのキックだったが「真ん中らへんで(相手GKが)跳んだ逆に行ければいいかなと思って、最後の右側に跳んだので、真ん中よりの左に軽く流したっていうか、蹴りました」と冷静だった。

今季は開幕から6試合で5ゴールを記録した。しかし、パリオリンピック(五輪)のアジア最終予選や五輪本番でチームを抜ける期間が断続的に訪れた。その中で目に見える結果からは遠ざかったが、焦りはなかった。「最近は自分的にも(得点とは)違うところでチームに貢献できてたという風に思っていたので」とチームに貢献することを優先した。

連動した守備や多彩な攻撃に手応えを感じている。ディエゴ・オリヴェイラとの連係も深まってきた。「非常にチームとしても流れがいいですし、やっているサッカーが本当に楽しいなと感じてます」。今季2度目の3連勝へ、荒木が攻撃をけん引する。【佐藤成】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【FC東京】荒木遼太郎「ゴールを決めて勝つのは気持ちいい」4カ月ぶり今季7点目に充実感