浦和対東京 試合後、悔しそうな表情で場内1周をする原口(左から2人目)ら浦和の選手たち(撮影・狩俣裕三)

<明治安田J1:浦和0-2東京>◇第31節◇21日◇埼玉

浦和レッズがホームでFC東京に0-2で敗れた。

今夏加入したMF原口元気(33)が、浦和の選手として10年ぶりに埼玉スタジアムのピッチに立った。

2点ビハインドの後半16分から投入され、トップ下とボランチでプレー。スライディングタックルやパスなどで好プレーをみせたが、流れを変えることができなかった。「2失点がかなり重かったというのは正直ある」としつつ「ホームゲームですし、これだけたくさんのサポーターが来て、ああいう雰囲気をつくってくれる中で、あまりにもパワーがないかなとは思いましたし、勇気もちょっと足りなかったかな」と振り返った。

試合前からチームが静かだと感じていた。試合中もピッチ外からチームを鼓舞した。「ホームで0-2で負けるというのはあまりにもふがいないというか、その後のリアクションを含めて、あまりにも静かすぎる。パワーが足りないかなと思いました」と物足りなさを口にした。

自身のプレーについても「何回かいいプレーはあったと思いますけど、流れを変えるほどではなかったし、結果が変わったわけでもないので、僕自身に対しても厳しい目で見なきゃいけない」と反省。4万人超が訪れたホームで、強い浦和の復活を見せつけるようなゲームを展開したかった。だからこそ悔しさがあふれた。

次は敵地でヴィッセル神戸戦。「そこでもう1回いいリアクションを見せなきゃいけないと思います」と絞り出した。【佐藤成】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【浦和】10年ぶり復帰の原口元気「あまりにもふがいない」ホームで0-2敗戦に悔しさ募る