G大阪中谷進之介(2024年4月撮影)

ガンバ大阪は20日、大阪・吹田市内の練習場で非公開練習を行い、22日京都サンガF.C.戦(サンガS)に向けて調整した。

G大阪は14日の浦和レッズ戦で今季ホーム4敗目を喫し、6戦未勝利で首位FC町田ゼルビアとの勝ち点差は「10」に広がった。それでもダニエル・ポヤトス監督(46)は「負けでフラストレーション、もやもや感はあるが、アタッキングサードでも(得点まで)あと少しだったということもあって、選手とともに良い感覚を持っている。今季を良いシーズンにしたいという思いで選手は進んでいる」とチームが前進していることを強調した。

対戦相手の京都は、今季残留争いに巻き込まれていたが、6月の天皇杯2回戦で白星を挙げてからは公式戦16戦で12勝2分け2敗、直近では公式戦5連勝と調子を上げている絶好調のチーム。今夏加入してリーグ戦7戦7発のFWラファエル・エリアス(25)はじめ、FW原大智(25)、FWマルコ・トゥーリオ(26)が好調を維持する京都攻撃陣との対峙(たいじ)を前に、DF中谷進之介(28)は「僕らは彼らを止めることが仕事になる。彼らを守備で疲れさせながら、攻撃でうまくやっていきたい」とイメージした。ディフェンスリーダーは続けて「最後足踏みして終わるようなシーズンにはしたくない。何かをつかめるかもしれないっていう位置にもう1回いかないといけない」と流れを取り戻すきっかけとなる白星への思いを語った。

この試合では今季全29試合に出場してきたMFダワン(28)が累積警告で出場停止。MFネタ・ラビ(28)がイスラエル代表として出場した欧州ネーションズリーグのベルギー戦で胸あたりを負傷したこともあり、ダブルボランチの一角にはMF美藤倫(22)が起用される可能性が高そうだ。指揮官は「まだ1日あるので、そこで判断しないといけない」と明言はしなかったが、大卒ルーキーには「走り回りすぎて、オーガナイズの部分が足りていなかったが、スタッフも寄り添って彼を育てた。プレーの中の休憩時間を作ることもできるようになってきた」と成長を評価。コンビを組むとみられるMF鈴木徳真(27)も「スケールの大きな選手。経験が少し浅いとことはあるけど、それをカバーできるだけの武器を持っている」と期待を寄せる。前節の浦和戦で好パフォーマンスを見せた京都U-15出身の美藤が、チャンスをつかむプレーを見せられるかどうかも、勝利のポイントとなりそうだ。【永田淳】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【G大阪】中谷進之介「足踏みして終わるシーズンにはしたくない」22日京都戦で7戦ぶり白星へ