バルセロナ戦に出場したモナコ南野拓実(ロイター)

<UEFA(欧州)チャンピオンズリーグ:モナコ2-1バルセロナ>◇19日◇モナコ◇1次リーグ第1節

日本代表MF南野拓実(29)の所属するモナコ(フランス)が、ホームでバルセロナ(スペイン)に2-1と勝利した。南野はトップ下で先発出場すると、持ち味とする前線での素早い守備で試合に影響を与える好プレーを見せた。

前半10分、バルセロナGKテアシュテーゲンがペナルティーエリアからボランチのエリック・ガルシアに縦パスを出したところを狙い、前へ出て素早くカット。ゴールへ向かおうとしたところ後方から倒された。エリック・ガルシアには決定機阻止のレッドカードで一発退場となった。

早々に数的優位となったモナコが試合の主導権を握った。前半16分、サイドチェンジの大きなパスを受けた左MFアクリウシェがエリア内へ持ち込み、左足でニアサイドを破る先制ゴール。幸先良く1点をリードした。

前半28分、バルセロナに1点を返された。後方のMFカサードの浮き球パスから右ウイングのヤマルがドリブルで持ちこみ、カットイン。得意の形から左足でニアサイドを打ち抜かれ、1-1の同点となった。ヤマルは17歳68日での欧州CL初ゴール。2019年12月にアンス・ファティが決めたクラブ最年少ゴールには28日及ばなかった。

1-1の同点で迎えた後半もモナコが優勢に試合を進める。20分には右CKからアクリウシェが入れたボールがゴール前でこぼれ球となり、南野が左足でシュート。ここは相手選手にブロックされ、ボールはゴール左へとわずかに外れた。惜しくも勝ち越しゴールとはならなかった。

南野は後半24分にFWバログンと代わり、ベンチに下がった。

後半26分、モナコが勝ち越しに成功した。DFバンデルソンの縦パスから途中出場のFWイレニケナが抜けだし、テアシュテーゲンとの1対1から左足で強烈なシュートを決めた。

モナコは後半40分にもバログンが左サイドから持ちこみ、エリア内でDFイニゴ・マルティネスに倒されてPKの判定となった。しかしVARチェックでノーファウルに代わり、追加点とはならなかった。

それでも1点のリードのまま試合終了。6年ぶりの欧州CLの舞台でモナコが初戦を白星で飾った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【欧州CL】モナコ南野拓実、鋭いボールカットで序盤レッド誘発 バルセロナ戦2-1勝利に貢献