横浜イレブン(2024年7月6日撮影)

<アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE):光州7-3横浜>◇17日◇1次リーグ◇東地区第1戦◇光州W杯スタジアム

最強クラブを決める新規のアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)が開幕し、前回23-24年大会準優勝の横浜F・マリノスが、初戦で光州(韓国)に3-7と惨敗を喫した。開始1分30秒で先制点を奪われるなど相手の勢いにのみ込まれ、後半には一挙5失点した。後半40分にFW西村拓真の豪快なゴールで1点を返したが焼け石に水。アジア王者に向けて弾みをつけたい一戦で、まさかの大敗スタートとなった。

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「前回大会の悔しさはこの舞台で晴らすしかない」。DF松原が前日の公式会見でチームの思いを口にした。4カ月前の決勝でアルアイン(UAE)に2戦合計3-6と完敗。初のアジア王者の夢はかなわなかった。その悔しさを晴らすべく、勝利を誓って臨んだ初戦は厳しいものとなった。

開始1分30秒で失点した。光州のアルバニア代表MFアサニが積極的に放ったペナルティーエリア外からのシュート。GK寺門は手前でバウンドしたボールに対応できず、手に触りながらも後方へ逸らす形で失点した。ポープが前回決勝の退場で出場停止。飯倉も負傷で不在となる中で巡ってきた先発。今季リーグ戦出場ゼロの経験値がそのまま出た。荒れたピッチも影響したとはいえ、この1本が試合の流れにつながった。

寺門を含めDFラインは終始、浮足だったプレーが目立った。後半になると防戦一方。エウベルの2ゴールで追いすがったが、後半23分、27分、29分とミス絡みで連続失点。さらに守備固めで入ったDFエドゥアルドが相手の決定機を阻止し一発退場。次々とカウンター攻撃の餌食となり、後半追加タイムにも失点。合計7失点した。光州を分析したハッチンソン監督は「タフな戦いになる」と強い覚悟を口にしていたが、その言葉が現実となった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ACLE】横浜まさかの7失点惨敗で黒星スタート…ミス絡みで連続失点、エドゥアルド一発退場