頭を抱えるレアル・ソシエダード久保建英(AP)

<スペインリーグ:レアル・ソシエダード0-2レアル・マドリード>◇第5節◇14日◇レアレ・アレーナ

【サンセバスチャン(スペイン)=高橋智行通信員】レアル・ソシエダードのMF久保建英(23)はホームのレアル・マドリード戦にフル出場した。試合は後半にビニシウス、エムバペにPKを決められて0-2で敗れた。

開幕から5試合で1勝1分け3敗。それでも久保は試合後に「今までの5試合の中で多分、一番いい試合、いい内容」と手応えを口にした。

主な一問一答は以下の通り。

(日本語)

-レアル・マドリード戦について

今までの5試合の中で多分一番いい試合、いい内容だったと思いますが、サッカーは結果がすべてだと思うので、非常に悔しい終わり方だったかなと思います。

ー5試合1勝1分け3敗と勝利に苦しんでいる理由について

今日の試合を抜きにして言うと、最初の2試合はチームとして方向性があまり見えてなかったですし、コンディションも悪くて、チームのやっていることも良くなかったというのがすべてだと思います。今日は多分、僕が知っているソシエダが出たと思うので、これを続けていけば、どんどんどんどん追い上げていけるのかなと思います。

(スペイン語)

-試合の感想と2本目のPKについて

予想していた以上にいいプレーがでてきていたと思うので、個人的にはとても腹が立っています。でも最終的に結果はあのようになってしまいました。2本目のPKについては、最終的に判定を下すのはレフェリーであり、おそらくあの判定が正しいと考えていると思いますが、僕が唯一望むのは何らかの説明です。というのも、あのプレーは少なくとも疑わしいものですからね。

-チャンスがあったのに勝てなかった理由について

シュートがクロスバーやポストに3本当たり、僕にもチャンスがあり、後半、他の選手にも決定機がありました。試合へのアプローチがうまくいき、特にプレスがうまくいきましたが、決定力の問題か運が悪かったのかは分かりません。最終的にあのようなチャンスがあったのであれば、決定力が足りなかったと言うこともできます。でも僕たちには明確なチャンス以上のもの、決定力を超えたものがあったと思います。それが何なのかは分かりませんが、普段ならあのようなチャンスは決まっているので、改善するのは難しいと思います。

-新加入の5人と一緒にピッチに立ったことについて

みなさんはもう彼らのことを少し見ていると思います。ナーイフ(アゲルド)がスビメンディへのパスを狙っていたのはとても好きでしたし、彼の大胆なプレーは特に前半、大きな助けになりました。

ルカ(スチッチ)はゴールにはなりませんでしたが、あと少しでポストを破壊するようなシュート力を備えています。また消えたり現れたりする動きもあり、それはあのポジションでブライス(メンデス)やセルヒオ(ゴメス)から得られるものとは違ったもので、もうひとつに選択肢になります。ルカのパフォーマンスにより、右インサイドハーフはポジション争いが最も激しくなると思いますが、それはチームにとって良いことです。

オーリ(オスカルソン)はまだ出番は少ないですが、すでにチームメートと理解し合い、体の使い方も分かっています。いろいろなことを心得ている将来性豊かなセンターフォワードだと思います。セルヒオ・ゴメスのことは小さな頃から知っていますし、説明は不要だと思います。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 「個人的にはとても腹が立っています」Rソシエダード久保建英がRマドリード戦を大いに語る