G大阪対浦和 後半、シュートを放つG大阪美藤(右から2人目)(撮影・宮崎幸一)

<明治安田J1:G大阪0-1浦和>◇第30節◇14日◇パナスタ

ガンバ大阪はホームで浦和レッズに痛い敗戦を喫することになったが、リーグ戦で3度目の出場となったMF美藤倫(22)が、中盤で奮闘した。

1点ビハインドの後半12分、G大阪の大卒ルーキーはアンカーの位置での守備と、ボール回しを円滑にするというタスクを任されてピッチに立った。出場直後から果敢な動きを見せた美藤は「自分は下手なんで。でもやるしかないし、もらったチャンスをしっかりつかみ取りたいという思いで、がむしゃらにやりました」。同14分にはこぼれ球を持ち込んでシュートを狙い、同32分には前線でのボール奪取から味方のチャンスにつなげるプレーも見せた。

これまでリーグ戦での出場は、11節アビスパ福岡戦での1分、24節湘南ベルマーレ戦で2分と記録上ではわずか3分だったが、この日は33分間で十分に存在感あるパフォーマンスを披露した。それでも大卒ボランチは「相手の攻撃の芽をつぶすところはできたと思うけど、シュートチャンスがあった中で、自分で同点に持っていく力、逆転させる力がなくて、本当に悔しい」と厳しい自己評価。今後増えるだろう出番での活躍に向け、さらに力を伸ばしていく意識を強めた。【永田淳】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【G大阪】大卒ルーキー美藤倫がリーグ最長のプレーで存在感「がむしゃらにやりました」