総理大臣杯決勝を戦う阪南大・朴監督(撮影・小林忠)

総理大臣杯・全日本大学サッカートーナメントの決勝が15日、いわぎんスタジアムで行われる。12年ぶりの決勝進出を果たした阪南大(関西6)を率いる朴成基監督(50)は、初戦からメンバーを固定せず、選手のマッチングでシステムを変更しながら勝ち上がってきた。4日の初戦から短期決戦となったが「疲労感はあまりなく、みんなピンピンしている。調子はいいと思います」と笑顔を見せる。

得点源は「なんでもできる選手」と高評価するFW金本穀騎(ウィギ、2年)。今大会は1回戦・日本経大戦のハットトリックを含む4ゴールで得点ランク首位を走る。攻撃パターンは多く流動的で、どの位置からでもゴールへの進入ルートを見つけだして2次、3次攻撃を仕掛ける。

守備も強固。攻守の切り替え、1対1の球際の強さを全スペースで発揮する。決勝でマッチアップする新潟医療福祉大(北信越1)を「Jチームと練習試合をして基準を高め、佐熊監督がそこをまとめ上げている。自分たちのサッカーを理解し、勝ち方を分かっている選手がそろっている」とリスペクトした上で、「うちも調子はいい。勝つためのモチベーション、条件はそろっている」と3度目の優勝に向けて自信を示し、「新潟医療さんと見応えのある決勝戦にしたい」と笑顔で意気込んだ。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 阪南大・総理大臣杯3度目Vへ 朴成基監督「勝つ条件そろっている」15日新潟医療福祉大と決勝