<明治安田J1:神戸2-1C大阪>◇13日◇第30節◇ノエスタ

序盤からエンジン全開で戦ったヴィッセル神戸がセレッソ大阪との関西対決を制し、首位のサンフレッチェ広島に勝ち点で並んだ。

吉田監督が「自分たちのやらなきゃいけないことを緩めないこと」と力を込めて臨んだ一戦は、その言葉通り開始直後から神戸らしさを発揮する展開となった。前半20秒で右サイドを崩してC大阪ゴールに迫ると、その好機で得たCKからDFマテウス・トゥーレル(25)が押し込んで先制点。主導権を握る展開の中、畳みかけるように同11分にはFW大迫勇也(34)がDF3人に囲まれながらもパスを出し、DF広瀬陸斗(34)がダイレクトで地を這うミドルを決めた。

17日にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)開幕を控え、この再開戦から24日で7戦をこなす過密日程が待っているが、連覇への思いは高まるばかり。MF扇原貴宏(32)は「優勝するとしないとでは雲泥の差がある。結果だけを求めて戦いたい」。モチベーションの強さを見せつけた神戸がリスタートに成功し、首位に肉薄した。

C大阪は後半6分にCKからFWレオ・セアラ(29)が今季18点目となるゴールを決めたが、追い付くことはできず。06年以来18年ぶりとなる4連敗で、8戦未勝利となった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【神戸】序盤の2ゴールでC大阪との関西対決制す C大阪は18年ぶり4連敗