狩野倫久監督(2024年2月13日撮影)

U-20(20歳以下)女子ワールドカップ(W杯)コロンビア大会で16強入りを決めた同女子日本代表の狩野倫久監督(48)が11日、オンラインで取材に応じ、1次リーグ3連勝の手応えと優勝への思いを語った。

標高2600メートルの高地で開催されている同大会で、日本は1次リーグE組を3連勝で首位通過した。オーストリア、ガーナ、ニュージーランドに対して13得点1失点という圧倒的な強さを示して勝ち上がった。狩野監督は、約2週間に渡って現地で合宿を行い、コンディション面を整えたことを明かし「しっかりと3戦でできることを増やしながら多くの選手が得点に絡みながら勝利していった。選手の準備が試合につながっていったと思っております」と選手たちをたたえた。

前例の無い高地での大会に向けて、スタッフも一丸となって挑んでいる。順応に選手の個人差がある中、心拍数や疲労度などを細かくモニタリングしてトレーニングから調整。大会で最大限力を発揮することに成功している。

12日(日本時間13日)から負けたら終わりのノックアウトステージが始まる。決勝トーナメント1回戦の対戦相手はD組2位のナイジェリアに決まった。「やはりこの予選リーグからいかにパワーアップして、ギアを上げてさらにこの4戦を戦っていくか」と決勝までの道筋を思い描いた。ここまでは順調だが「7戦を考えるとまだ半分も終わっていない」と気を引き締め「これから対戦国はどこが来ても強いので、我々が準備してきたことを発揮させることを、テクニカルスタッフ、選手、全てチーム一丸となって準備していきたい」と力を込めた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【U20女子W杯】ヤングなでしこ1次リーグ3連勝 狩野倫久監督「準備が試合につながった」