町田対新潟 準々決勝で敗退し肩を落とす町田の選手たち(撮影・宮地輝)

<YBCルヴァン杯:町田2-0新潟>◇準々決勝第2戦◇8日◇Gスタ

FC町田ゼルビアは、第1戦の0-5大敗が響き敗退したが、リーグ戦につながる勝利を収めた。

圧倒的に不利な状況下で、黒田剛監督(54)は「ホームで強い町田をもう1度見てもらおう」と選手たちを送り出した。前線からのハイプレスでチャンスを狙う「町田らしい」サッカーを展開し、前半だけで2点リード。逆転での突破に望みをつないだ。後半は得点を奪えなかったが、無失点での勝利に自信を深めた。

日本、韓国、オーストラリアに計5人の代表選手を送り出し、ケガ人もいる中でメンバーは持てるものを出し切って相手に迫った。指揮官は「選手たちはよく理想通り、トレーニングしたようなサッカーをしてくれた」とうなずいた。

天皇杯に続き、2つ目のカップ戦で敗れて残るはリーグ戦のみ。首位のサンフレッチェ広島とは同勝ち点で、得失点差で下回っている。「最後の9試合のために失ったと言い聞かせてやっていければと思う」と次節アビスパ福岡戦を見据えた。【佐藤成】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ルヴァン杯】町田敗退も2-0勝利に自信「最後の9試合のため失ったと言い聞かせて」黒田監督