名古屋GKランゲラック(2024年3月撮影)

<YBCルヴァン杯:広島1-2(2戦合計2-2、PK戦1-3)名古屋>◇準々決勝第2戦◇8日◇Eピース

名古屋グランパスが、サンフレッチェ広島を逆転で下し、昨年に続いてベスト4に進んだ。

広島に先勝を許し、迎えた第2戦は90分間を終え、2戦合計1-1。突入した延長前半に1度は勝ち越されたものの、同後半にオウンゴールで追いつき、2戦合計2-2で120分の死闘を終えた。

迎えたPK戦では、名古屋の元オーストラリア代表GKミッチェル・ランゲラック(36)が、相手の2本を阻止。そのランゲラックは、名古屋2人目のキッカーとしても成功し、敵地で3-1の勝利の立役者になった。

18年に名古屋入りしたランゲラックは、今季限りでの退団と来年から母国の古巣メルボルン・ビクトリーへの復帰が決まったばかり。

名古屋では21年に、このルヴァン杯で優勝。リーグ戦は現在11位に低迷しているだけに、カップ戦で再び頂点に立ち、日本での花道にしたい。

ここまでJ1通算232試合の出場を誇る守護神は名古屋に対し、退団決定の際に「本当に特別なクラブで、心から感謝している」などとコメントしていた。

リーグ戦7連勝中で首位に立つ広島に、執念の逆転突破を果たした名古屋は、10月9、13日の準決勝で横浜Fマリノスと対戦する。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ルヴァン杯】今季限りで退団の名古屋GKランゲラックが自らPK蹴って、2本も止めて逆転4強