バルセロナは今週、20年に7カ月間監督を務めたキケ・セティエン氏(65)への契約解除による違約金支払いを終える予定だとスペイン紙スポルト電子版が、7日に報じた。

セティエン氏は20年1月、バルベルデ氏(現ビルバオ監督)の後任として、2年半の契約でバルセロナの監督に就任した。しかし、コロナ禍に突入した後の同年8月、欧州チャンピオンズリーグ準々決勝でバイエルン・ミュンヘンに2-8の惨敗を喫し、その直後に解任された。

契約期間中の解任であるため、バルセロナには違約金を支払う義務があったものの、そのことを明確にしないことにセティエン氏が激怒。法廷措置を講じるつもりであることを表明した。その後、約3年前に契約を全うした場合の金額を遥かに下回る400万ユーロ(約6億4000万円)の違約金を6回に分けて支払うことで合意した。

同紙によると今週、バルセロナはその最後となる6度目の支払いを終えるとのことで、この問題が4年越しで解決することになった。(高橋智行通信員)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 バルセロナが4年前に契約解除した元監督セティエン氏への違約金支払いを今週終える予定