リラックスした表情で練習に臨む南野(手前)ら(撮影・垰建太)

苦い過去の二の舞いにはならない-。日本代表の森保一監督(56)が、W杯最終予選の初戦という“鬼門”突破へ、万難を排して臨む。3年前はオマーンに0-1の黒星。8年前の前々回も初戦でUAEに1-2と敗れている。4日、試合会場の埼玉で会見した森保監督は、レジェンド招請や選手の進化など4つのポイントを挙げ、最大限の準備とともに勝利を約束した。

   ◇   ◇   ◇

オマーンに敗れた21年の最終予選初戦をベンチから見た南野拓実(29=モナコ)は、気持ちを入れ直して中国戦に向かう。「前回もそうだけど、初戦は何が起こるか分からない。引き締めて臨むことはすごく重要」。最終予選の難しさを目の当たりにし、集中して試合に入る必要性を語った。

その中で狙うのは、引いて守ってくると予想される中国の打開だ。「たぶん僕らがボールを握る時間が多くなる。ライン間で(ボールを)引き出し、味方との距離感良くゴールに迫っていく動きを見せていければ」。攻撃の潤滑油として得点を呼び込むイメージだ。

所属のモナコでは開幕から3試合連続で先発。2勝1分けの好スタートに貢献している。「モナコでの勢いをチームに還元したい」と経験値を生かし、自らの動きでチームを活性化する考えを示した。【永田淳】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本代表】南野拓実「初戦は何が起こるか分からない」集中して試合に入る必要性を語る