前半31分、右足アウトサイドで先制点を決める村上桜ケ丘・鈴木(右)(撮影・小林忠)

<全国高校サッカー選手権新潟大会:村上桜ケ丘3-0村上>◇1回戦◇1日◇新潟聖籠スポーツセンターアルビレレッジ

村上桜ケ丘が、村上との“村上市ダービー”を3-0で制した。主将のFW鈴木琉也(3年)が2ゴールの大暴れ。

前半31分に先制点、2-0の後半23分にダメ押し点を挙げ「勝負どころで決めることが出来た。ハットトリックは次に取っておく」と初戦突破を喜んだ。

両校は同じ村上市にあり、その距離約650メートルの“お隣さん”。相手には中学の同級生もいたが「組み合わせが決まってから、あえて連絡はしていなかった」と勝負に徹した。酒造会社に勤務しながら指導する田中祐太コーチ(30)は「(両校の)公式戦での対戦は初と聞いている。顔見知りが多くてやりづらさもあったと思うがよくやった」と勝ちきった選手たちをたたえた。

部員は3年生4人、2年生4人、1年生5人の計13人。紅白戦も組めないが、選手たちはフルピッチで躍動した。8日の2回戦は万代と対戦。鈴木は「開始20分で勝負を決める。次も俺が取る」と力強かった。【小林忠】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 村上桜ケ丘“村上市ダービー”制し初戦突破 鈴木琉也主将2ゴール「ハットは次に取っておく」