名古屋戦中止が決まり、バスに積んだ荷物はクラブハウスに戻される

アルビレックス新潟の31日アウェー名古屋グランパス戦は、台風10号の影響で試合中止となった。代替日は決定次第、発表される。チームは30日の練習後、正午すぎにバス2台でクラブハウスを出発する予定だったが、直前に中止が決まり、急きょ、バスに積んだ荷物を降ろすなどドタバタ劇となった。

バス乗車に向けて1度、自宅に戻り、身支度を整えていた松橋監督が名古屋戦中止を受け「せっかくグミ買ったのに~!」と午後12時過ぎに自家用車でクラブハウスに戻って来た。何味? 硬さは? 購入したグミの写真を撮影させてほしいとお願いすると、「もう自宅に置いてきちゃいましたよ~」とちゃめっけたっぷりに頭をかき、スタッフルームに入っていった。

チームは当初、30日の練習後に新潟駅から新幹線を乗り継いで名古屋入りする予定だったが、交通公共機関の利用を避け、バス移動にルートを変更していた。クラブハウスのある聖籠町から名古屋への移動距離は500キロ、バスで約6時間の道のり。同監督が長旅のおともに準備したおやつに、出番は来なかった。

先の読めない運行状況に足止めをくらい、選手がコンディションを崩さないようクラブスタッフは29日に交通手段を変更するなどベストを尽くした。依頼を受けた「新潟交通」と「北新バス」2社のドライバーも準備万態だったが、「こればっかりはしょうがないですね」と選手を乗せず会社へ戻った。

試合がなくなった31日は聖籠町で非公開練習を行う予定だ。オフ明けの9月2日から同4日のルヴァン杯準々決勝の第1戦ホームFC町田ゼルビア戦に向けて準備を進める。【小林忠】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【新潟】悪天候予想で名古屋戦中止「準備したのに…」松橋力蔵監督のおやつは出番なし