ミケル・オヤルサバル(2021年7月25日撮影)

レアル・ソシエダードがアラベス戦でのFWオヤルサバルのレッドカードに対し、競技委員会に不服申し立てを行ったと29日、スペイン各紙が報じた。

Rソシエダードは28日にスペインリーグ第3節でアラベスとホームで対戦。オヤルサバルは前半26分、ハビ・ロペスのスローインからのボールをコントロールしようとした際、運悪く後ろからボールをカットしに来たベナビデスの左足を踏んでしまい、イエローカードが提示された。しかしその後、主審がVARの指示を受け、判定がレッドカードに変更された。

Rソシエダードは早い時間帯に数的不利の状況に陥りながらも、その直後の前半32分に久保が起点となった攻撃からブライス・メンデスが先制点。しかし、前半アディショナルタイムにPKで失点すると、さらに後半32分に追加点を奪われ、最終的に1-2で逆転負けを喫した。

Rソシエダードは翌29日、明らかに故意ではなかったオヤルサバルの退場を不服とし、スペインサッカー連盟の競技委員会にレッドカードの取り消し申請を行ったという。

Rソシエダードは次節、9月1日にヘタフェと対戦するが、オヤルサバルが出場できるかどうかは競技委員会の判断次第となる。しかし、スペイン紙ムンド・デポルティボは、ここ数シーズン、このケースの判定が覆されたことはほとんどないと伝えている。(高橋智行通信員)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 レアル・ソシエダード、アラベス戦でのオヤルサバルのレッドカードに対し不服申し立て