G大阪の福田湧矢(23年7月8日撮影)

<明治安田J1:G大阪2-2福岡>◇24日◇第28節◇パナスタ

ガンバ大阪MF福田湧矢(25)が約10カ月半ぶりにピッチに戻ってきた。

今年1月に左腓骨(ひこつ)筋腱(けん)障害の手術を受けてから離脱していた福田は、今季初めてメンバー入りすると、後半38分にMF山下諒也に代わって出場。昨年10月のFC東京戦以来となる実戦復帰を果たした。

右MFでプレーを開始した背番号14は、同42分にカウンターのチャンスにドリブルで運んで、MF山田康太(25)へパス。これでファウルを誘うと、その後も前を目指す姿勢を見せ続けた。

復帰戦を終え「練習では基本左(サイド)をやっていて、右はイメージなかったけど、とりあえず持ったら仕掛けようと思った。それが自分の武器なのでトライした」と積極的なプレーを振り返った。

この日のパナスタでは、試合前のメンバー発表から、福田の名前がアナウンスされると、大きな拍手が送られた。交代出場時にも歓迎され「サポーターの歓声を聞いて、自分はあらためてガンバが好きなんだなって思った」と戻ってきたからこそ味わえる感覚を口にした。

大声援からは、新たな意欲も生まれたという。「この最高のサポーターと一緒に優勝したいっていう気持ちがより強くなった」。出遅れはしたが、ここからチームに力を与え、タイトル獲得に貢献すために走っていく。【永田淳】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【G大阪】福田湧矢、約10カ月半ぶり復帰「自分はあらためてガンバが好きなんだなって思った」