なでしこジャパンMF長谷川唯(2024年7月30日撮影)

パリオリンピック(五輪)のサッカー女子日本代表・なでしこジャパンのMF長谷川唯(27=マンチェスターC)が20日、新シーズンに向け出国した。五輪を終え、実家でゆっくりオフを過ごし、母のつくる「豚汁」を筆頭に和食を満喫したという。

パリ五輪では、準々決勝で米国に惜敗。敗れた米国が金メダルを獲得した。米国戦では粘り強い守備は見せたが、数多くの決定機を作ったわけではなかった。「力不足を認めるわけではないが、こういう試合をしよう、と入って、見ている人からしたらおもしろくなかったり。狙いとした共通認識を持って出来たのはポジティブだが、自分の中でモヤモヤ感、もっとできたなと。実力的に足りない部分も見つかって悔しい大会になった」と振り返り「自分たちのサッカーで勝ちにいけるようなチーム作りをしないといけない」と“新生なでしこ”への宿題を掲げた。

所属のマンチェスターCには、MF藤野あおば、GK山下杏也加、DF清水梨紗が加入。所属チームで連係を深められるポジティブな面もある。「日本人が増えるのはうれしい。昨季、見せられなかったコンビネーションが見せられるようになるのが楽しみ。イングランドのリーグはレベル高い。イングランドリーグでレベルアップできるし、日本人にとってすごく勉強になる。あおばも含めて代表に生かせるのではないか」と個の能力の底上げにも期待を寄せた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【なでしこ】長谷川唯「自分たちのサッカーで勝ちにいけるチーム作りを」宿題を掲げる