町田対磐田 後半、PKを蹴る前にボールに水をかける町田藤尾(撮影・野上伸悟)

<明治安田J1:町田4-0磐田>◇第27節◇17日◇Gスタ

FC町田ゼルビアFW藤尾翔太(23)の「水かけPK」に待った、がかかった。後半、自らのセンタリングが相手のハンドを誘いPK獲得。給水ボトルを手にすると、堂々とボールに水をジャブジャブかけ始めた。その光景に、過去にも行った藤尾のルーティンを知るサポーターからは大歓声が上がった。

だが、その行為をチェックしていた高崎航地主審(31)が歩み寄ると、藤尾からボールを受け取り、ボールパーソンに転がすと新しいボールと交換、ペナルティーマークに置いた。

5月19日の東京ヴェルディ戦では同じ流れでPKを成功させ、一部サッカーファンの間では物議をかもしていた。ルール上は具体的な規定がないため、この日も警告などは出なかった。それでも全く動揺を見せずに、ぬれていないボールでPKを決めてみせると、ほえて喜んだ。試合は4ー0で快勝した。

SNSでも賛否両論。「ルール違反なんでしょうか?」「大相撲で大量に塩を捲く力士を心待ちにするのと同じくらいのエンタメ」「こんなことしなくても決める実力持ってんだから正々堂々やろうぜ PK獲得したシーンも上手かったしさ-もったいないよ-」「飲料用の水を他の用途に使うのはマナー悪い」「この行為をグレーにせず、審判団はこれについて白黒言及すべき」など多くの意見が寄せられている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【町田】藤尾翔太「水かけPK」に賛否「大相撲で大量塩捲き力士と同じエンタメ」「白黒すべき」