東京対東京V 引き分けに終わり頭を抱えて悔しがる東京V城福監督(撮影・小沢裕)

<明治安田J1:FC東京0-0東京V>◇第27節◇17日◇味スタ

東京ヴェルディが終盤、FC東京を圧倒した。

後半21分にFW山見大登、MF見木友哉がピッチに送られると、攻撃が加速した。

山見は後半23分に右サイドからFW染野唯月が送ったクロスボールをゴール前、頭で合わせた。しっかりコースを狙ったが、東京GK野沢大志ブランドンにセーブされた。

後半42分にはエリア外からゴール枠へ強烈なシュートを放ったが、GK野沢がここもファインセーブでゴール枠を外した。

その後も山見はクロスボールを入れるなど好機を演出したが、ゴールをこじ開けることはできなかった。

試合後、「勝ちが必要な試合だった。ゴール前で仕事をすることが求められていたので残念です」。

あと一歩のところでゴールがこじあけられなかったことには「シュートの数、クロスの本数を増やす。その中で成功体験を持って、いい流れに持っていく。そのために辛抱強くやっていくしかない」と前を見据えた。

決定的なヘディングシュートの場面については「どフリーだったのでキーパーの動き、DFの位置も見えた。(DFが)ニアサイドにいたので、ファーを狙った。だが、キーパーもニアに(味方が)いたので、(ファーに)来ることは分かっていたと思う」。

それでも「ここ最近は得点取れていないですけど、ゴール前に入っていく機会は増えた。シュートにつながるビルドアップができている」と手応えは十分。「自分のタイミングで自分の打ちたいコースには打てた。もう一つレベルを上げる必要がある」と再び、日々の練習から課題に取り組んでいく。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【東京V】山見大登、2度の決定機を野沢のセーブに阻まれ「キーパーも分かっていたと思う」