京都・曺貴裁監督(2024年4月7日撮影)

<明治安田J1:C大阪3-5京都>◇第27節◇17日◇ヨドコウ

京都サンガが2試合ぶりの勝利を挙げ、降格圏の18位から残留圏の16位へ浮上した。

今夏加入のブラジル人FWラファエル・エリアス(25)が初のハットトリックを達成するなど、チームの1試合5得点は今季最多。通算8勝7分け12敗の勝ち点31とした。

これで後半戦は5勝2分け1敗となり、猛烈な巻き返しに成功している。

先制点は前半12分。今夏加入のブラジル人FWラファエル・エリアス(25)が、自らのボール奪取が起点となり、最後は自らの左ボレーで決めた。

追加点は前半17分。FW原大智(25)の右足ループが決まった。2試合ぶり今季6点目。

さらに同28分。今度はDF福田心之助(23)が右足で今季初得点。

1-3で迎えた後半11分には、エリアスがこの日2点目となるダメ押しヘッドを決めた。同19分にもエリアスが左足で決め、ハットトリックを飾った。来日5試合5得点の量産ペース。

C大阪が生命線にするパス交換に対し、京都は直線的な圧力でボールを奪い、対照的な持ち味の対決は完勝となった。曺貴裁監督(55)は試合前に「簡単には勝たせてはもらえない」と、前節6位のセレッソ大阪を警戒しつつ「自分たちはボールを奪うのが攻撃のスイッチ」と公言した通り、エリアスの先制点となった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【京都】ブラジル人FWエリアスのハットなど今季最多5得点大勝 18位から残留圏16位へ浮上