フランス対スペイン 前半、ゴールを決め喜ぶスペイン・F・ロペス(AP)

<パリオリンピック(五輪):サッカー・スペイン5-3フランス>◇9日(日本時間10日)◇男子決勝◇パルク・デ・プランス競技場

【パリ=佐藤成】スペインが延長戦の末、開催国フランスを5-3で破り、92年バルセロナ大会以来、32年ぶりの2度目の優勝を飾った。3年前の東京大会決勝で敗れた悔しさを晴らした。

決勝で2得点を挙げたスペインMFフェルミン・ロペス(21=バルセロナ)は6~7月のA代表の欧州選手権に続き、“2冠達成”となった。「本当に最高の夏になった。とても誇りに思うし、こんな経験ができたことに大きな幸せを感じているよ」と喜んだ。

決勝では大アウェーの中、先制を許す展開も、自身の2得点で逆転に成功した。「チームに貢献できるのは常にいいこと。僕たちは素晴らしい大会を送ることができたし、優勝に値した。僕たちは歴史をつくったんだ。誇りに思う」と胸を張った。

準決勝、決勝はともに先制を許しながら逆転勝ちした。逆境はね返す力がチームにあった。「僕たちのプレッシャーに対する準備は万全だった。僕たちは素晴らしいチームであり、素晴らしいファミリーだ」に自信を深めて勝ち上がっていった。

今後はクラブでの新シーズンに向けて準備を進める。約1週間の休暇をとり、20日にチームに合流する予定だ。「常に努力し続けようと思っているし、どんなことでもチームに貢献しようとしている。今大会ではゴールをいくつも決めてチームに役立つことができたので、この後バルサでも貢献し続け、大きなことを成し遂げたい」と活躍を誓った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 スペインMFフェルミン・ロペス、ユーロに続く“2冠”「本当に最高の夏になった」決勝戦2ゴール